椎間板ヘルニア

 まずはじめに《椎間板ヘルニア = 腰痛》ではありません。

 「椎間板ヘルニア」は腰の病気の代表格といっていいほど一般的によく知られています。
 しかし、従来の考え方ではうまく説明できない事実も多くあります。

・ 腰痛のない人にもヘルニアはあります。

・ ヘルニア手術をしても痛みが良くならないことがあります。

・ 手術をしなくても9割のヘルニアは自然に消えていきます。


 このような事実があるにもかかわらず、ヘルニアが神経を圧迫して腰痛が起こると言われ続けています。ところが多くの研究によって「画像から分かる異常」だけで痛みの原因とは言えないことが明らかにされてきているのです。

椎間板ヘルニアに関する言い伝え

健康な腰にも椎間板異常あり


 ヘルニア原因説では、背骨と背骨の間にクッションの役割として存在している椎間板がつぶれてきて、中から飛びだした組織が神経を圧迫することにより痛みやしびれが出ているといわれています。
 しかし、腰痛のない健康な人をMRIで検査するとおよそ8割の人からヘルニアが見つかるのです。

椎間板ヘルニアの割合 ボルボ賞受賞。健康な人76%に椎間板ヘルニア、椎間板変性は85%に見つかった。

腰痛分野の研究においてはノーベル賞に匹敵すると言われるボルボ賞を受賞した研究です。


(資料 TMS ジャパン)


 強い症状を訴える椎間板ヘルニア患者46名と、腰痛のない健康な人46名の腰部椎間板をMRI撮影し比較したところ、健康な人76%椎間板ヘルニア椎間板変性85%に見つかった。(Boos N.et al.Spine1995)

 


この事実は、「腰痛の人」も「腰痛のない人」も誰にでも同じように椎間板異常が存在し、MRIなどの画像検査をすれば腰に痛みのない8割以上の人が異常ありと診断されるということです。


 このような椎間板や骨の変形は、ある程度の年齢以上ではほとんどすべての人に見られる普通のものなのです。


 つまり、椎間板ヘルニアがあるから腰痛とは言えないのです。
    

椎間板への負荷

 近年の腰痛に対する考え方は、できる限り腰にかかる負担を減らし腰を守る傾向にあります。かがんだり重いものを持つことによって椎間板の変性が進行すると言われています。


 病院に行って指導されることも、
 
⚫︎ 前かがみを避ける

⚫︎ 体重を減らす

⚫︎ コルセットで予防する

⚫︎物を持つ時は膝を使う

⚫︎ 痛い時は安静にする

といった内容が多いように思います。
 過剰に腰を守ることが椎間板の変性を防ぎ腰痛を予防することにつながるのでしょうか?

椎間板への負荷は有益



 このような研究報告があります。

 ⚫︎ BMIが高い(太っている)、持ち上げ力が強い、作業強度が高い人は椎間板の変性が遅れる。(600名を対象とした横断研究)


⚫︎ 仕事やスポーツによる負荷は椎間板に無害。

⚫︎ 体重が重いほうが腰椎の骨密度が高く椎間板の状態も良好。(体重差のある一卵性の双子44組を比較)


 多くの研究によって、椎間板に多くの負荷がかかるほど腰は強くなる事が分かっています。

 痛みを恐れずに、通常の生活を送る事で腰の衰えを防ぐ事ができるのです。


レントゲンでは説明できない?


 レントゲンやMRIで構造異常が見つかると、「椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症」などと診断され、悪化したら手術を勧められます。
 その一方、画像検査でどにも異常がないにもかかわらず、痛みが長く続く人もいるのです。

背骨や骨盤の異常説では説明不可能・腰痛がなくても腰椎の異常は見つかります。

 腰痛のない健康診断群のレントゲン画像の方が、「急性腰痛群」、「慢性腰痛群」よりも腰椎の異常が多いという結果が出ています。


資料 TMS ジャパン


 

その画像から読み取れる骨や軟骨の構造異常腰痛とは直接関係がない事が分かっています。

 つまり、椎間板変性、椎間板ヘルニア、関節の変形などは年相応に誰にでも存在するもので、骨、関節の異常がない方がまれであるということです。

 骨や関節の変形は「加齢による正常な変化」であって、これがあるから痛い訳ではないのです。

 お年寄りのシワや白髪を見つけて「異常だ」とは言わないですよね。
 
 痛みがあって病院でレントゲンを撮ったら、「骨には異常がないから様子を見ましょう」と言われる人がいる一方、痛みの全くない人が健康診断で検査を受けたら、「骨の変形があるけど痛くないですか?」と言われたりするわけです。
 

                                       

  

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