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数年前から続いている腰から下の症状


 腰から下の重だるい痛み、シビレ、冷えでお悩みの70歳代男性の症例です。


 10年前に腰のレントゲン検査の結果、「腰部脊柱管狭窄症」と診断されたそうです。



 症状が悪化したのはここ2〜3年の間で、どこに行っても良くならず諦めの気持ちが強いようでしたが、奥様の強い勧めで来院されました。


 腰部脊柱管狭窄症の特徴といえば「間欠性跛行」ですが、患者さんはいつも一時間の散歩をしているそうです。


 一時間歩くと両足に重だるい痛みが生じるとの事でした。



 もう一つ気にされていた事が、歩くときにパタパタ足音がでてしまうことです。


 足首の動きを見てみると、左足関節を背屈(上に反らす)させようとしても、ふくらはぎの筋肉が過度に緊張してしまいうまく動きません。



 自分で動かそうとしても右足関節は何とか背屈できるのですが、左足は背屈もできないし親指を反らすこともできませんでした。
 


歩くとパタパタ音がでてしまうのは?

 歩く時につま先を持ち上げた状態がキープできないと、かかとで着地してつま先側に荷重を移すといった歩行の流れがうまくいかないため、足の裏全体で「パタパタ」と着地してしまうことになります。



 足首を持ち上げたり指を伸ばしたりできるのは、すねの横にある筋肉が働くからなのですが、患者さんの足はこれらがうまく働いていないようでした。



 つま先を下げる時に働くふくらはぎの筋肉は過度に緊張していて、つま先を持ち上げる時に働くすねの横にある筋肉には力が入らないというアンバランスがおきているようです。



 このような状態で歩けば、力が入らずザボっている筋肉をかばって過度に働いている筋肉が疲れてしまうため、疲労や痛みの原因となります。


 今回の症状に10年前に見つかった脊柱管狭窄症は関係ありません。


神経バランスを調整

 マッサージや物理療法で良くならないことはご自身が実感されていたので、アクティベータ施術で全身の神経バランスを整えました。


 初回の施術で身体全体の重さがなくなった事を実感できたようです。



 左足関節の背屈についても2回目の施術後に変化が現れました。


 他動で背屈が可能になり、サポートをすれば自分の意思でも背屈方向に動かせるようになりました。



 そして本日が3回目の施術。


 自動の背屈が可能となり気持ちも前向きになったようです。



 患者さんは、10年前に脊柱管狭窄症と診断されたことを覚えていて、もう良くならないと思い込んでいたようで、痛いからと長年の趣味もやめていたそうです。


 しかし今回の症状は、神経バランスの乱れによって筋肉がうまく働いておらず、血行不良による酸欠状態から「冷え、痛み、脱力、シビレ」などが生じていたと考えられます。


 アクティベータ施術によって筋肉の異常緊張が改善して力も入るようになり、その結果様々な症状が回復に向かっています。



 誤った思い込みや信念を是正して、行動していかなければ自ら症状を悪化させてしまうことになります。








 あおふじ整骨院では、スポーツ交通事故によって発生した慢性痛の治療も得意としています。 



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