骨折の疑い

  • 強く手をついた…
  • 突き指をした…
  • 肩から落ちた…
  • 足首を強く捻った…
  •  急激に腫れてきた…
  • 内出血が出てきた…
  • スポーツのやりすぎで痛い(足の甲、すね、肋骨)
 
 上記の項目は、骨折の発生原因や症状のうち代表的なものです。
 骨折かどうかはレントゲンによって確定診断されますが、整骨院では骨折の固有症状によってその可能性を見極めます。


骨折の症状

 骨折の主な症状は、痛み、変形、内出血、腫れなどです。


 捻挫などでも腫れや内出血はありますが、骨折では著名に急速に症状が現れます。


骨折の痛み


 骨折した場所を押していくと、骨折線に沿った強い痛みがあります。(限局性圧痛)


 完全に折れていない、いわゆるひびが入った時にもこの「圧痛」が存在します。


 また、運動選手やゴルファーに多く発生する疲労骨折には、腫れや内出血は伴いませんが、圧痛が存在します。



 ただ、骨折の圧痛を確認するには、専門的な知識と経験が必要となりますので、ご自身で判断せず、速やかに医療機関にご相談ください。


外観の変形


 骨折では、折れた部分がずれて曲がるなど(転位)、外観からも分かる程の変形をすることがあります。


 指のケガなどでは比較的変形が分かりやすいのですが、骨折部周辺の腫れが大きいと判断は難しくなります。


 変形が大きい時には、引っ張って骨折部をまっすぐに修正して(整復)固定します。


 再転位(再びズレる)の心配がなければ、手術をしなくても、骨は元通りに治ります。


骨折の腫れ、内出血


子供の骨折

 子供の骨は大人よりも柔らかいため、多くの場合「ポキっ」と折れることは少なく、若い木のように「グニャ」と折れ曲り連続性は保たれます。


 骨折は年齢によって好発する場所が違います。

子供の骨折で多いのは


🔵 手首の骨折(コーレス骨折)


🔵 肘の骨折 (上腕骨顆上骨折)

🔵 鎖骨骨折

                       など


子供の骨折の特徴


 子供の骨折は、基本的に予後が良いのですが、関節付近の骨折では注意が必要です。


 子供の骨には、成長する時に骨に変わっていく「成長軟骨」があり、この部分が損傷されて成長障害を起こすことがあります。



 通常の骨折では、多少曲がってくっついても成長とともに真っすぐになっていきます。(自家矯正)


 しかし、関節付近の骨折では成長軟骨の損傷によって、成長に伴い曲っていってしまうこともあります。


 子供の骨折は大人の骨折とは全く異なる特徴があるので注意が必要です。


高齢者の骨折

老人の骨折で多いのは


🔵 股関節の骨折 (大腿骨頚部骨折)


🔵 手首の骨折 (コーレス骨折)

🔵 肩の骨折 (上腕骨近位骨折)

🔵 腰の骨折 (腰椎圧迫骨折)

                                など


老人の骨折、特徴


 老人の骨折は転倒によるものが多く、寝たきりの原因にもなります。


 若い頃より治りが遅く、関節拘縮が起きやすいためリハビリが必要となります。

 
 骨の付きが遅いのですが、長期の固定は関節拘縮や筋力低下の原因となるため、固定を除去する前から、固定をしたままでも動かせる関節のリハビリを開始することが大切です。


 骨粗鬆症が骨折のリスクを高めるとされていますが、近年では骨粗鬆症の予防よりも「転倒を防ぐための対策」が骨折予防には重要との研究報告があります。


骨折治療の流れ

 骨折はレントゲンで確定診断ができます。


 整骨院では、視診や触診によって骨折の可能性を確かめ、その疑いがあれば応急手当をした後に病院を紹介します。


 医師の同意(口頭でも可)があれば、整骨院で施術を継続することができます。




  

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