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地方によって違う運転ルール

 ヤフーニュースを見ていたら、日本一ウインカーを出さない件は岡山県。人口当たりの交通事故件数が多いという記事がありました。

〝JAFが去年、交通マナーに関するアンケートを取ったところ、「ウィンカーを出さずに車線変更や右左折する車が多い」という質問に対して、岡山県では「とても思う」が53.2%と半分以上。全国平均が29.4%ですから、大きく上回っています。岡山県に「日本一ウィンカーを出さない県」という不名誉な称号がついてしまったということです。〝  「プチプチだらけの街にすればウィンカーいらず!? 岡山県の交通啓発動画が話題」より抜粋。


交通マナーと事故の相関

事故群と無事故群に対する質問事項から見ていくと、

事故群は、「ドライバーより歩行者が気をつけるべきだ」「前車の発進が遅いとすぐにクラクションを鳴らす」など、交通弱者や他の車への配慮に欠けるのが特徴です。


 一度追い越した車に追い抜かれると腹をたてたり、追い越されそうになったらアクセルを踏み込んだりと、他人よりも前に出ようとする意識が強く、ルールを無視する傾向がみられます。


 職場のストレスや対人関係の問題などからイライラし、つい乱暴な運転になってしまうことがあります。


 そんな時に、他車の強引な割り込みや、先行車のノロノロ運転などに過剰に反応してしまうことがあります。


 また、運転マナーについても、自分の考える基準が正しいという思いが強いほど、それに反する行動に対してイライラしてしまいます。


 このような感情的な問題がマナー違反や危険な運転につながり交通事故を招くことがあります。


 もうすぐゴールデンウィークに入り運転の機会が増えると思いますが、車の運転中はイライラせず平常心を習慣づけるようにしましょう。
(参考文献 石田敏郎著  交通事故学)