診断は脊柱管狭窄症だけど手術でよくなるの?

 
 70歳代男性。


 60歳をすぎた頃から腰痛が始まり良くならないため、当時いくつもの病院に行ったそうです。



 しかし、行く病院によって診断が違うためあまり信用ができなくなっていました。



 その後大学病院で検査を受けて脊柱管狭窄症と診断され、それが痛みの原因だとずっと思ってきたそうです。



 「今は手術をするほど悪くはないけど、もし将来手術をするなら70歳までにやらないと年齢的にできなくなる」とその時の先生に言われたそうです。


 
 1ヶ月前当院に通いはじめた時には、



  • 長時間歩いていると、急に右膝の力が抜けてガクッとなる
  • 両足くるぶしの後ろが痛くなる
  • お尻が痛くなる



といった症状がありました。



 そして現在は、



  • 朝起きて2時間程痛いがその後は調子が良い
  • 座ってると痛くなる


という症状です。


 脊柱管狭窄症では、立ちっぱなしや歩いた時に痛みやシビレが悪化するという特徴があります。



 この痛みの原因が本当に脊柱管狭窄症であれば、15年たった今このように症状が軽減していくことはないでしょう。



 脊柱管が狭くなる要因の1つは加齢とされていて、高齢者の70%に脊柱管狭窄が見られたというデータもあります。



 ですが、脊柱管がせまくなっても痛みを感じていない人は大勢います。



 痛みの本当の原因を見誤ると、本当は必要のない手術をすることにもなりかねません。



 身体の構造的な異常があってもなくても痛みは発生することがあり、その原因は様々で画像検査では分からないケースが大半であることも知っておく必要があると言えます。