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不安に伴う身体症状

強いストレスを感じたり、またはそのことを後から思いだしただけでも、心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたりすることがあります。


ストレスに反応して分泌されるストレスホルモンにはいくつかありますが、


ノルアドレナリンが分泌されることで、心拍は高まり、全身に血液が送り込まれます。



そうすることで身体を戦闘態勢に持っていき、緊急事態に瞬時に対応できるようにします。



ところが、このような緊急時のための反応が、日常のちょっとした出来事や環境によって引き起こされる人がいます。


例えば、電車に乗る、運転をする、人と話をするだけで反応してしまう。



すると、呼吸が苦しくなったり、心臓がドキドキして、「このまま死んでしまうのでは?」という恐怖に襲われることもあります。



この時、感情や情動に関係する大脳辺縁系が異常な興奮をおこしています。


そしてその興奮は記憶され、過去の同様な出来事が思いだされたとき、その情報が大脳辺縁系に送られ異常な興奮が起こります。



この時、他の脳活動は停止してしまい、いわゆるパニックになってしまうわけです。



ある条件によって起こる不安や恐怖。


この不安や恐怖といった感情を手放すことができれば脳の興奮はしずまり、安心することができると思います。



当院ではこのような患者さんにEFTタッピングをお勧めしています。