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食欲のコントロールがうまくいかない理由

つい食べ過ぎて体重が増えてしまう。


ダイエットが続かない。


など、「自分の意思が弱い」と自分を責めてしまうこともあると思います。


肥満は、人間と、人間に飼われている動物の特有の問題といわれています。


人はなぜ食べ過ぎてしまうのか。


それには、人の脳の仕組みの1つ、「報酬系」が関わっています。


人の脳は「快」いわゆる好ましいことに対して、報酬系の機能が働きます。


ギャンブルで勝った、目標を達成した、おいしいものを食べた時には、ドーパミンという神経伝達物質が放出され、快の刺激を得ることができるわけです。



そして、その報酬を次も獲得するために、また同じような行動を取ることになります。



このような報酬系の働きは、意思とは別のところで働くため、食べすぎていると分かっていてもやめられなくなってしまうのです。


食べ過ぎないために、スマホを見ながらといった「ながら食い」をせず、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。


よく味わって、食べる喜びや満腹感を感じることにより、満足感を得ることができます。