良い妬みと悪い妬み

相手が自分よりも幸せに見えたり上位に見えたりすると、「あの人ばかり」「悔しい」といったネガティブな感情が生じることがあります。


例えば、同僚が会社で評価され出世し、素敵な彼女までいると分かったとき、


「自分も今より頑張ってあいつを追い越そう」と思えるのなら、これは良い妬みといえます。


一方、「あいつばかりズルイ」とムカついて、悪い噂でも流して足を引っ張ってやろうなどという気持ちが生まれたのであれば、これは悪い妬みです。


こうした状況では、脳の大脳辺縁系が活動し人は不快を感じています。


大脳辺縁系が反応しているということは、怒り、不安、恐怖といった感情が生まれた時と同様に、ネガティブな感情が生まれたことになります。



ここで、同僚の会社での評価が下がり、彼女とも別れてしまったとします。


この時、脳内では「報酬系」と呼ばれる部位が反応し、相手の不幸に対して「嬉しい」という感情が生まれます。


つまり、相手の不幸が「気持ちい」と感じているわけです。


妬みの感情は、脳の原始的な部位で生じる本能の部分です。


しかしながら、自分が幸せで満たされている時には、この様な感情は生まれません。


自分の幸せな部分にフォーカスできていれば、成功している相手のことも素直に祝福できるかもしれません。


周りと自分を比較して妬んでしまう時、自分の中にある気持ちや感情と向き合って分析してみることで、たとえ状況が変わらなくても不快な気持ちから抜け出せるかもしれません。