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痛みの感じ方は人それぞれ

多くの人は、痛みがある時、必ず体のどこかに不具合があるという先入観があります。


しかし、身体に異常がなくても痛みが生じることはありますし、


痛みの感じ方は人によって違うことがあり、その時の環境や心の状態によっても変化します。


ストレスや不安、恐怖といった感情が痛みを強くすることがあります。


痛みがあると、仕事や日常生活に対する不安、動くことへの恐怖、過去の辛かった記憶などから心はゆさぶられ、更に痛みを強く感じてしまいます。



痛みが生じると自律神経の交感神経が興奮し、ストレス反応が起こります。


呼吸、心拍、血圧などの変化や筋肉の緊張が起こり、局所の血流は低下します。


すると、組織の酸素が不足して痛みの物質が発生し、


痛みが生じると悪化を恐れ活動量が減ってしまいます。


これが繰り返されることによって痛みの悪循環に陥ることになり、慢性痛に移行してしまうことがあります。


こうした悪循環から抜け出すためにも、過度の安静を避けて出来る限り日常通りに生活することが大切です。