腰痛で2週間お休みされていた大竹まことさんが、
今週からラジオに復帰されました。
放送を聞いていると、まだ痛みが残っていてお辛そうです。
大竹さんの病名は、「腰椎分離症」です。
腰椎分離の他には悪いところがなく若者の様な腰椎であり、
「この骨の状態でこんなに痛がる人も珍しい」とも言われたそうです。
痛みは外から見えないため、正確に測定する方法はありません。
痛みは個人的なもので、同じ腰の痛みであってもひとりひとりの感じ方は違うため、
当人以外には知ることができません。
痛みとは、国際疼痛学会おいて、
「実際に何らかの組織損傷が起こったとき、あるいは組織損傷が起こりそうなとき、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚体験および情動体験」
と定義されています。
ここでは詳しい説明を省きますが、痛みとは「表現されるもの」と述べられているところに注目すると、
痛み自体は外から分かるとは限らず、その人が言葉や行動、表情などによって表現していれば、痛みは確かに存在しているといえます。
つまり、人によっては我慢できる痛みでも、別な人にしたら耐えられない痛みとして感じることもあるのです。
腰椎分離症が痛いか痛くないかは別として、本人が痛いと表現していれば痛みが存在しているわけですから、それを「気のせい」「痛がりすぎ」と否定してはいけません。
現在は、原因のわからない痛みや不調にお悩みの人が多く、改善させる手段がそれぞれ異なることも事実です。
まず病院に行く人もいれば、整体や治療院に行く人もいます。
薬局でシップや鎮痛剤を買って痛みをごまかす人もいるでしょうし、何もせずただ痛みが引くのを待つ人もいるかもしれません。
あるいは、はるな愛さんのように、ゴッドハンドを探し求めてドクターショッピングをくり返す人もたくさんいます。
ただ誰にでも、治る力はもともと備わっているのですから、治してくれる先生を探し続けるよりも痛みの感じ方を軽くする手段を知り、自分で治す意識を持つことが大切です。