「ゴルフは腰に悪い」
「腰を反らしてはいけない」
「前かがみはいけない」
「重いものを持ってはいけない」
一度でも腰痛を経験したことがある人は、
腰に悪そうな運動や動作を避けるようになります。
これは、激しい痛みの経験から、痛みが予想される動作や行動に不安や恐怖を覚え、
警戒するからです。
実際には危険とはいえないような行動を制限することによって不安や恐怖は増加し、
痛みの興奮はもっと強くなります。
当時3歳の娘と庭に出たとき、
「ハチがいる!」
と言って娘は私の後ろに隠れました。
見てみると、ミツバチが小さな花の蜜を吸っていました。
私は、「これはミツバチだから、こっちからイタズラしなければ刺さないよ」と教えてあげました。
先日庭に出たとき娘はミツバチを見つけて、
「ミツバチがお花に来てるね」と、
冷静に話していました。
ここから分かるのは、
新しい情報を得ることによって、ミツバチに対する恐怖の感情がなくなったことです。
「ハチ = 刺す = 危険」と脳の扁桃体が認識すると、その不快を避けるために身体が反応します。
同様に、「これをやったら腰に悪い」という思いが強ければ、それをやるたびに脳はストレスを感じます。
「安全である」「問題ない」「負担をかけると強くなる」
といったポジティブな情報を与え、記憶を上書きしていくことによって恐怖の感情は減少し、
再び怖がらずに行動できるようになります。
痛みをなんとかしようと考えるよりも、腰痛のためにできなくなったこと、諦めていることを再開することが、早く回復に向かわせることになります。
そのためには、誤った情報を修正し行動することが大切です。