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緊張しすぎて頭が真っ白になってしまう

本日来院された2名の方は、緊張しすぎることにお悩みでした。


1人は高校生のA君。


学校の実習の時に緊張して頭が真っ白になり、ミスをしてしまうそうです。


もう1人は、営業の仕事をしているBさん。


仕事のノルマに対するプレッシャーに悩んでいて、決まった条件で、動悸、頭痛、全身のこわばりなどが生じます。


A君は、実習の時に緊張しすぎてしまい、ミスをしてしまいます。


適度な緊張は集中力を高め、作業をするパフォーマンスを発揮するために役立ちます。


ただ、緊張のしすぎ、「過緊張」では能力を十分に発揮することができません。


緊張している時には、交感神経が高くノルアドレナリンがたくさん出ている状態です。


B君には実習の前に深呼吸をすることを勧め、緊張した時こそ能力を発揮することができることをアドバイスをしました。


実際に、「緊張がパフォーマンスを高める」と説明を事前に受けていたグループの試験結果が高得点だったという研究があります。


それに、深呼吸によって副交感神経が働きやすくなれば、過度の緊張は緩みます。


Bさんの症状は、人混みや車の運転といった決まった条件によって引き起こされます。


こうした条件で不安が高まり、条件反射的に反応が生じているようでした。


不安な場面をイメージしながらタッピングを行いました。


タッピングによって不安な感情を手放し、症状が軽くなっていく方もいらっしゃいますので、これからの変化を楽しみに進めていこうと思います。