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外出自粛で「コロナ離婚」が増える理由と防ぐ手立て


新型コロナウィルスによる自粛の影響で、離婚が増えているそうです。

家族で力を合わせて乗り越えなければいけない時に、どうして離婚になってしまうのか…

少し考えてみました。

この記事では
  1. 不安によるストレスについて
  2. 常識の食い違いがあること
  3. 絆があると良いこと

これらについて解説します。


1.不安によるストレス

未知のウィルスによる不安は大きいですよね。

自分が感染してしまうかも…
仕事に影響が出てしまう…
物がなくなってしまうかも…

これらがストレスとなり、不安や恐怖の感情が膨れ上がっていきます。

ネガティブな感情が増えると、お互い冷静ではいられません。

少しのことにイラだったり、カッとして手が出てしまったりすると、そこから怒りの感情がさらに増大します。


2.常識の食い違い

  • 外出自粛と言われているのに、夫は毎晩飲み歩いている…
  • テレワークで家にいるのに、家事や子育てを手伝ってくれない…
  • 手も洗わないしマスクもしてくれない…

ずっと家にいることで、相手の嫌なところばかりが見えてきます。

自分がこんなに不安になってるのに、相手は楽観的で危機感がなく、自分の気持ちが分かってもらえない。

人によって物事の捉えかたや感じかたは違うので、

それが分かっていないと、お互いの不満が募り、ぶつかってしまうことになります。


3.絆があると良いこと

 2011年の東日本大震災のときにはどうだったでしょうか。

確かに、イベントは自粛ムードで行われず、経済的にも大打撃でした。

しかしながら、離婚件数は増えておらず、それどころか、震災をきっかけに結婚する人たちが増えたと耳にしました。

この違いはどこにあるのでしょうか?


人と人とのつながりが大切

東日本大震災のときには「絆」という言葉をよく聞きました。

お互いに助け合い、買い占めなども起こらず、人と人とのつながりが大切にされた印象です。

この絆が、愛情のもとになる脳内物質「オキシトシン」を増やしていたのではないでしょうか。

オキシトシンが増えると

  • 不安を減らす
  • 心の癒し
  • 人への信頼感が増す

などの効果が期待できます。

人との接触を避け、奪い合う今回の状況では、オキシトシンの分泌とは全く正反対であり、

その結果として、ストレスホルモンが増加することにもなります。


オキシトシンを増やすには

オキシトシンを増やすには、人とのスキンシップが大事になります。

  • 仕事の後の飲み会
  • ハグや手をつなぐなどのふれあい

このようなことでオキシトシンの分泌が増えるのですが、今回はそれが良しとされていません。

そこで、
  • 家族との会話を増やす
  • 感動する
  • 親切にする

などをお勧めします。

家族が一緒じゃないという人は、「電話で会話」だけでも大丈夫。

文字だけのやりとりではなく、電話などでコミニュケーションをとるようにしましょう。

まとめ

  1. 不安によるストレス
  2. 常識の食い違い
  3. 絆があると良いこと

これらを中心に解説しました。

不安の大きさは人それぞれですから、行動にも違いが出てきます。

すると、「自分が思っているルールと違うことをする人が許せない」という気持ちが生まれ、お互いがぶつかり合うことにもなります。

外でストレス解消ができない…
直接のスキンシップが取れない…

そんな時こそ、家族団欒や会話の時間を増やし、絆を強めていくことが大切です。


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あおば秀樹🦴ほねつぎ院長

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