脳が変われば痛みも変わる。科学が到達した新常識6つ

 あなたはどこに行っても何をしても良くならない長引く腰痛や膝痛でお悩みではありませんか?


 慢性痛に悩む多くの方は、レントゲンの検査結果、テレビやインターネットの情報などから、「自分はもう一生このままだ」「もう手術しかない」などと諦めの気持ちで従来の治療を続けていたり、または痛みを我慢してやりたいことを諦めてしまっています。


 このように痛いところを治療しても改善しない、検査をしても分からないその痛みの原因は、腰や膝といった痛いところをではなく、「脳」にあることが分かってきました。


脳の働きと痛みの関係


 脳の働きによって痛みが変わり、長引く痛みやストレスが脳に与える影響について6つの情報を紹介します。

脳の働きが低下する

 通常の怪我や病気による痛みであれば、その原因となる病気や怪我が治れば前頭葉のDLPFCが働いて痛みの回路の興奮を鎮めるため、痛みも次第に消えていきます。


 
しかし、痛みのストレス、不安や恐怖といったストレス感情が長期にわたると、脳の前頭葉が機能低下を起こします。脳の前頭葉がうまく機能しないと痛みの回路の興奮を鎮める事ができません。 

 痛みの回路の興奮が鎮まらないと、痛いところが治っているのに脳が痛いと感じてしまい、従来の治療では良くならない「慢性痛」へと移行してしまうのです。 


脳は痛みを記憶する

  脳の中の神経回路に刺激が来るとそこが興奮します。激しい痛みが長引くと、痛み刺激が来て興奮するという繰り返しが長期間続くことになり、その繰り返される興奮によって痛み系が歪んでしまい、痛みの記憶が出来あがってしまいます。


 あなたの長引く痛みが改善しない本当の理由は脳にあるかもしれません。
 


以下の項目をチェックしてみましょう。

 ・日によって痛みの程度や痛い場所が変わる

・天気や気温の影響を受けやすい

・何かの動作をした時にだけ痛みが生じる

・痛みを思い出したり話題にすると痛みが悪化する


 これらに当てはまる事があり痛みが長引いている人は、痛めた場所はとっくに治っているのに痛みの記憶が脳に残っていて、天候や感情、記憶などによっても痛みの回路が興奮してしまい、痛みが繰り返されている可能性があります。


 痛みの記憶については過去のブログでも紹介していますので参考にしてみてください。



慢性痛は脳を萎縮させる

 慢性腰痛が1年以上続いている26名と痛みのない健康な人26名の脳をfMRIで比較した研究があります。


 腰痛患者は、健常者と比較して、DLPFC(背外側前頭前野)が5〜10%萎縮していました。(Apkarian Av.et al,J Neuroscl,2004)



  痛みが慢性化して長引くと萎縮した脳は機能低下を起こしてしまい、痛みの回路の興奮を鎮めることができず、少しの刺激でも脳の痛みの領域が活性化するため痛みに対して過敏になってしまいます。


  慢性痛が脳を萎縮させるなんて言われると心配になってしまいますが、痛みが回復すれば脳も回復する事が分かっています。こちらのブログを参考にして下さい。  ➡  腰痛患者の脳


脳内モルヒネの働き

 何らかの要因で痛みが生じると、脳の側坐核(そくざかく)が反応して痛みを抑える物質であるエンドルフィン(モルヒネの6,5倍の鎮痛効果)やドーパミンという物質を出して痛みを和らげます。


 スポーツ中のケガやマラソンのランナーズハイなどは、βエンドルフィンが分泌されて「身体の疲れ、痛み」などが軽減される代表的な場面です。


 ところが、ストレス状態が長く続くと脳の側坐核が正常に働かなくなります。側坐核がしっかり働かないと痛みを抑える物質であるβエンドルフィンが放出されなくなり、うまく痛みのコントロールができなくなるのです。



 そうすると、大したことのない少しの痛みを激しい痛みとして認識してしまい、痛みに対して過敏な身体の状態になってしまうのです。


痛みを想像すると痛くなる

 痛みを想像したり話題にするだけでも、「脳の痛みを認識する領域」が活性化して実際に痛みが生じます。つまり脳の機能が低下して痛みに過敏な状態の人は、痛みを想像したり予想したりするだけで痛みが生じることになります。


以下のような人は、自ら症状を悪化させている可能性があります。

・痛みの予想をする

・痛みについて頻繁に話題にする

・いつも痛いところをを気にしている

・悪化していくイメージばかりしてしまう


 常に痛みに注目していると、脳のペインマトリックス(痛みの領域)が活性化して痛みや症状を悪化させてしまいます。


まとめ

ここで紹介した6つの情報は、世界各国の研究によって分かってきた新しい情報です。昔からの慣習や常識にとらわれて悪い方向に考えてしまうと、脳の痛みを抑える領域がうまく働かなくなり、本来なら風邪やすり傷のように治っていくはずの痛みが慢性化してしまう事があります。


 しかし、ここで紹介したような慢性痛の原因に対する新しい考え方を取り入れて、痛みを恐れず行動する事ができれば、従来の治療で良くならなかった痛みや不調から脱却する事ができるかもしれません。



 もしあなたが何をやっても改善しない痛みでお悩みであれば、慢性痛が良くならない原因が脳にあり、従来の治療では良くならない事があることを知って頂きたいです。

 この記事が長引く症状改善のお役に立ちましたら幸いです。





              ブログトップ  ➡️  あおふじブログ



    ホームページトップ  ➡️       はじめての方


   院長のプロフィール   ➡️    プロフィール



             院内のご案内    ➡️     院内の様子


  あおふじ整骨院は交通事故治療に重点対応
      交通事故のページ    ➡️     交通事故治療


            診療時間、料金、駐車場のご案内   

                                      ⬇️
                              ご利用案内


               ご質問やご予約のご相談
  
                                  ⬇️
                             お問合せ




 症状別のページ    ➡️    よく来院される症状  


 
 交通事故のトラブル等には法律事務所をご紹介します。

 当院と協力関係にある「泉総合法律事務所」はこちらから 
                  ➡️    泉総合法律事務所


 ブログを見た‥とお電話下さい。

 電話 049-236-3800


                                   Amebaブログ   

                                     エキテン