ストレスによって痛みが強くなったり、鈍くなったりすることがあるのでしょうか?
敵や猛獣に襲われた時、あるいはスポーツや格闘技の試合など、
緊急時には、回避して逃げるのか、それとも闘うのかを瞬時に判断し行動に移す必要があります。
この時、脳内物質の一つ、「ノルアドレナリン」が分泌されて身体を戦闘態勢にします。
このノルアドレナリンには痛みを感じにくくする作用があります。
痛みの感覚が鈍くなれば、戦いの最中に負傷をしても更に戦闘を続けるか、または瞬時に逃げだすことができるわけです。
そしてβエンドルフィンやアドレナリンの作用も合わさり、戦場やスポーツの試合中に本来なら動けないような怪我を負っても、痛みを感じずに戦い続けることができるのです。
一方で、ストレスや痛みが一時的なものでなく慢性的になった時、心身は疲弊し脳の働きは変化してしまいます。
自律神経の乱れ、脳の扁桃体の興奮、脳の機能低下といった変化によって、痛みを感じやすくなることがあり慢性痛の原因となります。
ストレスをうまく利用すれば、スポーツや仕事のパフォーマンスアップの助けになることもあります。
しかしながら、長期にわたるストレスは痛みを長引かせ慢性化させることがあるため注意が必要です。